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教員氏名

藤田 勝久(FUJITA,Katsuhisa)

専門分野

中国古代史

研究テーマ

中国地域社会史、『史記』研究、中国出土資料

教員からのメッセージ

 中国古代史では、秦始皇帝、項羽と劉邦の時代、『三国志』の世界などに人気があります。たしかにこの時代は、東アジア世界のなかで、秦漢帝国という最初の統一国家が成立し、漢文化が周辺に影響を及ぼしてゆく情勢からすれば、重要な時代といえるでしょう。春秋・戦国時代から漢・三国時代への歴史は、中国史のなかでも大きな変動・転換期にあたり、そこにドラマを感じるのかもしれません。
 しかし歴史学としてみれば、想像や思いつきだけで、政治や社会を語るわけにはいきません。まず何よりも"史料"にもとづく考証が必要であり、そのためには正史をはじめ文献史料を読みこなす能力がいります。また「工具書」といって、辞典や事典、索引、地図、文献目録などの利用の仕方を体得することも必要です。とくに中国古代史では、考古学資料の利用が新たな方法をもたらしており、出土文字資料のほかに、遺跡・文物・画像資料などの分析が欠かせません。これらはミクロの視点をもつ学習ですが、社会人になっても応用できる技術となるでしょう。
 こうした技術的な能力を基礎として、社会の歴史を考えるわけですが、そこには広い視野のなかで自分のテーマを位置づける見識が要求されます。たとえば東アジアにおける中国・日本や周辺諸国の文化と交流をどのように認識するか、あるいは近現代にいたる東アジア社会をどのように位置づけるかなどは、その一例です。つまり歴史研究には、史料の分析に裏打ちされた、ミクロとマクロの視点が必要ということになります。アジア史という設定のなかで、これらの問題を一緒に考えてみたいとおもいます。

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